アントレプレナー
とにかくエネルギーが違います。「俺たちに明日はない」のマインドですが、「テクノロジーの明日はココ」をしっかり見据えています。
明日は無くてもやっていける背景には、やはりエンジェルや優良なファンドの存在があります。スポンサーは儲けることだけを考えておらず、親のような存在でチャレンジャーを暖かく支援しています。
また、出資しても、アントレプレナーの持ち株比率を脅かさないように配慮しています。もちろん善良な投資家ばかりではありませんが、配慮の大きな理由は、アントレプレナーの創業した会社が、創業者にとって「自分の子供」でなくなってしまったら、大きくモチベーションと未来への創造性を下げるからです。
あった人達は、若者が多く、大学を卒業したばかりの人も少なくありませんでした。アイデア自体は、年齢差と関係がありません。目新しいものが多く、挑戦精神に溢れています。強いて言えば、年齢差はビジネスプランと参入領域の違いがあったかなという印象です。
もちろん大雑把なカテゴリー分けですが、若い人々は、とにかく携帯端末系のアプリケーションが多く、熟年層は経験が必要な医療系やエネルギー系のビジネスまでカバーしています。
成功の兆しとしては、単体のアプリケーションやビジネスモデルではなく、複合技というか、いくつかの付加価値をアイデアで組み合わせ、ユーザーに新しい付加価値をもたらすところがポイントと言えます。これは私も随分勉強になりました。
また、この組み合わせのところは自動化されていて、過去のように人海戦術で作成していく時代は通り過ぎたと言ってもよいと思います。今回会った、アントレプレナー達の何人かは、確実にブレークしていくと思われます。
グーグル、セールスフォースもこの中の一員でした。
P.S.
クラウドは当たり前、そもそも企画書にシステム構築費用などが含まれていたら、その場で却下されるとの話も伺いました。「俺の大切な資金を、B/Sとなるシステムになんか投資したくない。1円でも開発作業と営業に充てたいし、クイックスタートしてもらわなければ困る。」これは企業経営にもあてはまります。